スプレッドは、インターバンク市場に参加している銀行に入っている売り買いの注文数に応じて銀行が決めます。 そしてその銀行が定めたスプレッドに、FX業者が何銭か上乗せして我々に提示しています。
スプレッドが大きくなる場合は、マーケット自体でのスプレッドが大きくなっている訳で、これを規制したり、業者の努力で吸収しろ、というのはなかなか難しいでしょう。
ただしHPなどで「スプレッドは1銭から」と表示している業者が、常に2銭以上のスプレッドで約定しているようでは、 客寄せの為の嘘か?と疑いたくはなりますね。この部分については、業界の規制が必要かも知れません。
実際にこのようなケースに遭遇した場合は、一度、直接問い合わせてみて、納得行く回答が得られないようであれば、その業者は使わない方がいいでしょう。
話しはそれましたが、基本的にスプレッドは相場が安定している時は小さくなり、相場が急変したり、取引量が少ない時は大きくなります。
というのも、重要指標発表時にはFX業者だけでなくインターバンク市場においてもスプレッドが広がったりレート表示そのものが消えたりします。 理由は流動性の低下です。買いたい人が沢山いるのに売りたい人がいないような場合や、相場が大きく変動するために自分たちのカバーリスクを抑えるためにスプレッドが広がります。
FXを行う上で、スプレッドの拡大もFXのリスクとして認識しておきましょう。