スプレッドは、通貨ペアごとに異なります。
通常、FX業者のスペック表記においては「スプレッド」というとドル/円のスプレッドが表記されますが、これはドル/円の動きが他通貨に比べて比較的緩やかで初心者でも取引しやすいこと、日本人にとって情報も入手しやすく一番なじみのある通貨であるためです。
ドル/円やユーロ/ドルは取引量も多いことから、スプレッドがもともとあまり大きくなく、おおよそ0~4銭の幅で推移することが多いです。
それに比べて、ポンド/円、カナダドル/円、NZドル/円などはメジャーな通貨でない分、5~10銭程度でのスプレッド幅が多く、前述のドル/円、ユーロ/ドルなどと比較するスプレッドの幅は大きい通貨と言えるでしょう。 ちなみにユーロ/円はこの中間くらいで、「2~4銭」くらいのスプレッドで取引できます。
ドル/円での取引に慣れてくると、もう少し値動きのあるユーロ/円やポンド/円なども取引したくなると思いますが、ドル/円の取引時に使っているFX業者が同様に他通貨でも低スプレッドであるとか限りません。 通貨ごとに、最小・最狭のスプレッド業者は違ってくるので、約定能力なども含めて通貨ごとに取引する会社を選ぶとよいでしょう。
スワップ目的でトレードしたい方は、NZドル/円や豪/ドル円などのオセアニア通貨が高スワップ通貨として人気ですね。このあたりの通貨ペアのスプレッドが小さい業者を選んで取引するといいかもしれません。